一口馬主 収支戦略 その1 基本的なルール
僕自身、サラリーマンであり家庭持ち(嫁、子×2)なので一口馬主に使える原資はおこずかいの範囲。
なので、趣味を長く楽しむために一口馬主の収支をとても真剣に考えている。収支を安定させるために本当に基本的なルールを設定しているのでそのルールと設定理由を書くことにする。
1.複数クラブの掛け持ちはNG
設定理由:年会費(月会費)が加入しているクラブの数だけかかるため。細かいことかもしれないが、各クラブ年間3-4万円の会費負担が発生する。3つのクラブを掛け持ちして10年間継続した場合、会費負担だけで90-120万円。それを一つに整理するだけで60-80万円の出費が減らせる。このコストは零細馬主にはとても大きい。加え、実績制を採用しているクラブであれば、一つのクラブに集中して出資することでより可能性の高い馬に出資する機会が増加する
2.牡クラッシックは狙わない(募集総額の上限の設定)
設定理由:既に一口をしている方であれば周知であるが、3歳牡クラシックを意識できるような、血統/馬体の募集馬はきわめて高価である。最初から牡馬クラッシック戦線を諦めた出資を心掛けている。
細かな理由は改めて述べるが、収支>>>栄誉なので。
現時点での募集総額の上限は 牡4000万、牝3500万に設定
3.分散投資よりも集中投資を意識(除く40口募集)
設定理由:優秀なクラブであっても、勝ち上がり率は50%程度。つまり2頭に1頭は未勝利のまま引退する。また、競走馬には故障・疾病などのリスクを伴う。一口づつ分散して出資をするよりも、厳選した馬に複数口出資した方が走る馬を当てた時の回収期待値が高い。その年のクラブ募集馬の中で、自身の募集総額の3倍を稼ぎ、つまり控除や管理費を考慮した完全なプラス馬はせいぜい2-3頭であり、手を広げるほど期待収支は下がる。
参考
4.ダート馬よりも芝馬を意識した選定
設定理由:中央競馬の番組編成上より賞金が得られるのは芝。芝を走れそうな馬に出資することを心掛ける。芝馬の見分け方はまた別の機会に