一口馬主 四方山話 【収支優先】

弱小一口馬主の日常を日記代わりに。たまに馬券のお話。但し、騎手と調教師に関するコメントは書きません。500口に出資する零細一口馬主の立場からの発信です

【あくまで私見】 POGと一口馬主の大きな違い①

一口馬主POGの違いって物凄く大きいんだよね。

僕は勿論両方とも体験している(現在は一口のみ)。何が違うのかあくまで私見を書いていきたい。

注)POGファンの方の中で気分を害される方もいらっしゃるかもしれません予めご了承ください

 

ドラフト時の相違点

 

一口馬主で一番楽しいのは、なんと言っても1歳馬のドラフト。POGでも同様だと思いますが、実際の身銭を切る行為は、仮想のものとでは全く重みが違う。だって、翌月にきっちり出資金を請求されるから。零細馬主だと、出資金引き落としのための資金繰りを3-4ヶ月前からしていたりする(笑)。

POGは集計期間終了後に精算だから、負担が未確定だし、駄目なシーズンは全く楽しめない。一口馬主は競争人生の期間に対する出資なので、集計期間が終わっても、むしろそこからが本番。

 

アーモンドアイとワグネリアン

 

秋競馬でも大活躍したアーモンドアイ号、年度代表馬も見えていますよね。しかし、POG(ダービー時)での獲得賞金だとダービーを制したワグネリアン号とほとんど変わらないのです。付加賞込みの賞金では31,341万円と30,612万円。ゲームとはいえその後の活躍を見ると少々理不尽ですね。POGは、馬肥ゆる秋競馬や古馬の高額賞金レースの反映がなされないゲームなので、そのあたりは競馬の本質的なものと少し離れているのかなと感じます。だって、ステルヴィオPOGオーナーは複雑な気分だよね、一口オーナーは秋の成長を心底喜んでいるのに比べてね。

 

競争人生中の楽しみと義務

 

一口馬主は、その馬が競争人生を送っている間、口数分だけ管理費用を負う義務があります。当然のことだけど、馬を選ぶ基準もPOGとは異なるのですよ。「無事是名馬」が一番。丈夫でコツコツ1000万条件で勝ち負けできる馬を選べるかが一口の馬選びの基準となります(収支優先だと)。出資馬の頑張りと成長を見るのは、子育てに似ている楽しみかもしれません。

だから、自分の出資馬がクラッシック路線に乗りそうになると、嬉しさよりも心配になってしまいます。過去にロードフェリーチェという馬に出資したことがあります。僅差でシンザン記念の2着になったハービンジャー産駒です。その後、あと一歩の出走権のために春のシーズンを使いました。しかし、燃え尽きたのか3歳春の輝きを取り戻せないまま引退してしまいました。

今年も、アルモニカが小さい体で春のシーズンを頑張りました。立て直しが上手くいくかが少々、心配です。クラシックまであと一歩の馬を持ったとき素直に喜べるのがPOG、心配が先に立つのが一口馬主といっては言い過ぎでしょうか。

 

長くなりましたので、後編はまた