コラム 健康第一は馬も人間も一緒
健康診断を受け、高血圧と不整脈を指摘されかなりブルーな45歳です。
今回は、出資馬のエピソードで健康にまつわるものを。
主人公はミークレイチェル(繁殖牝馬になれてよかった!)
彼女は近親にシルクビックタイムやゼンノロブロイがいる血統で父はネオユニヴァース。2戦着外で引退しましたが、一口馬主に一瞬の夢と絶望を与えた馬でした。
DP 2/8 5F 60.6 4F 46.9 3F 34.7 1F 12.0
3歳2月の時点でのポリの時計です。当時のダートチャンピオン トランセンドのフェブラリーSに向けた調整で計時されたタイムとそん色のないものでした。古馬ダートのチャンピオンと同様のタイムで走破したことで、一気に視界が開けました。彼女の才能が発露された瞬間です本当に夢見心地。
そんな夢のような時間は、2週間だけでした。
調教中鼻出血を発症し、3ヵ月間の放牧、戻ってきてもあの輝きは取り戻せませんでした。
まさに天国から地獄
アスリートのトレーニングですから危険と隣り合わせなことは十分承知しております。運が無かった・・・。
2戦で引退後、現在は繁殖牝馬として活躍しています。
健康な状態で鍛錬を積むことの重要性を骨身にしみて理解させてくれた馬でした。
ちなみに、僕が高額な馬に出資しない方針なのもこの経験からです。才能がある馬でも(だからこそ?)一定の確率で故障を発生してします。故障した際のリスクを勘案すると、出資金額を抑える事くらいしか出来ないのです。(収支度返しすれば簡単だけど・・・)
馬も人も健康が一番です